Apple Musicを使ってみた
なんだかアフィブログかYouTuberのようなタイトルをブチ込んで来た訳だけども、
まぁ、もう好きなように書いていこうというところで、
自称音楽好きの端の端、遥か遠い銀河の物語、Long, long time a go ...的存在の私が
色々思うトコありな、「Apple Music」を使ってみた感想と簡単な使用方法をのんべんだらりと書きたいと思う。
まず、Apple Music(以後AM)を利用するにはiOSを最新バージョンに上げる必要がある。
iOSといえば上げるたびに毎回フリーズしたり、データを飛ばしてくれたりと、
夏の暑さを忘れるにはピッタリのサスペンス要素溢れるイベントなだけに、
アップデートはあまりしないのだけど、
今回はAMの為に仕方なく勇気を出してみた。
うん、今回は何事もなくアップデート完了。
見てお分かりの通り、1番右下のミュージックのアイコンが赤いアイコンから淡い色使いに変わった。
ちょっとコレだけでワクワク。
さて、ミュージックをタップするとこんな感じ。
Appleの宣伝文句というのは自画自賛と自己顕示の塊のようなライティングに塗れており、
毎度毎度清々しい勢い。
プランには2種類あって、個人とファミリーにわかれる。
ファミリーと言うのは支払い形態どうなんの?って感じだが、
複数人仲良い人たちであぁだこうだやるには
とても楽しそうな気がしてる(もちろん僕は個人だ!!!)
早速始めるとまずはこんな。
お気に入りのジャンルをタップして教えてよ、と。
これは自分がiTunesから入れたマイミュージックからある程度引っ張ってきているのかな?
ジャンルを選ぶと次はアーティスト
ここらへんはお気に入りのジャンルを選んだ結果から引っ張ってきてる感じ。
何だか色々出てくる。
ここらへんが流石Appleだなぁ、というのが、
この選ぶことが楽しい。
なんかフワフワした丸の中に色々なアーティストが表示されて、タップしたり、消去したり。
インターフェースが直感的でこういった細部にまでこだわりを感じる。
これが単なる「リスト」ではつまらない。
これだけで、「イベント」なのだ。
(iPhoneの指紋認証を登録する時も同じ事を思った人が多いのでは)
そして、ついに、使用開始!
まずは、「For You」から。
ここはお気に入りである程度選んだジャンルやアーティストから
オススメを持ってきてくれる。
「New」では一般的に新しい楽曲やプレイリストを中心にガンガン曲が出てくる。
「Radio」は有線ラジオのようにそのテーマに沿った曲が延々と垂れ流しされるのである。
全く最新の曲だけではなくもちろん、文字通り「腐るほど」曲はある(暗喩)
ミッシェルだってこの通り。
色々聴いてるとコレいいな、って時はハートマークを押す。
ちなみにAMではラブと言うみたいだ。
はじめてラブしました
愛はおしゃれじゃない、という楽曲にとても相応しい大きな一歩だった。
これを繰り返す毎に、オススメの精度を上げる事が出来るのである。
ワクワクしちゃうよ!ラブ!
ここらへんの機能はまだよーわからん。
そんなこんなで、一通り使ってみた感想。
新しい音楽体験、という意味ではまさにその通りで、とても面白い、ワクワクする、という簡単な一言。
こいつらの裏にクラウド基盤の上でビッグデータ解析のSWがバリバリ動いてるのかな
とかっていうITインフラの目線で色々考えちゃったりしつつ
ユーザーとしてはこんなに音楽を消費し易い時代が来たんだなぁ。と。
何を基準に?
というのはさておき、大学時代にCDショップに行って文字通り「売るほどある」CD達を端から端まで眺めては、
試聴して、
コレは誰も知らなさそうだけどめちゃカッコ良いバンドだ!!
なんて思って買ってみたら、みんな結構知ってた。
みたいな能動的なワクワクではなく、
延々と耳に入り続ける楽曲の中から
受動的にお気に入りを見つけて共有する。
ある意味音楽の間口は限りなく広がり、
向こうから歩み寄って、
より多くの楽曲に出逢う可能性を秘めている、
とも言える。
ただ、プレイヤーとしては、アーティストとしてはどうなのだろうか。
僕はTwitterでも同じ事を呟いたが、
手をつけてはいけない、
パンドラの箱であり、あんなんもう、
禁断の果実というか、麻薬にしか思えないんどけど。
アーティストに支払われる対価はCDに比べたら先細りしてく一方ではないか。
すき家と一緒でしょ?そのうちミュージシャンにお金が払えないからミュージシャンの数減らすんでしょ?
(実際AMのサービス開始時に3ヶ月無料期間はアーティストに著作権料を支払わない予定だったがテイラースウィフトの抗議のおかげで支払われるようになったとか。)
何故か音楽に関してはあまり取り上げられないが、
これは完全なるハイパーデフレ状態であり、
アメ横のチョコ投売りの店のような
これの価値はなによ?
状態で、
もはや薄利多売しかアーティストにとって道は無いかのように、
ユーザーを麻痺させる麻薬だ。
例えがあっち行ったりこっち行ったりで訳わかんなくなってきた。
音楽好きの端の端の人間としては、
好きなアーティストくらいはCD買おうよ。
と言いたい。
でもApple Musicはとても面白い。
(Line Music とかAWAとかはなんかセンス悪そうだから使う気も起きない)
僕の耳に全く聴く気の無かった曲が飛び込んで来るのは
ある意味新体験。
時代が変われば産業のカタチも変わるものよねぇ。
ただ、流れてくる音楽を疑う耳も持ちたい。
このプレイリストが企業のゴリ押しだったら?
広告費の支払われたアフィリエイトプレイリストであったら?
世の中自分で選んでるようで
そうじゃないかも知れない。
それを打破するのが、
受動的なメディアのテレビ新聞を覆すインターネットだったはずでもあったのでは。。
常に自分の物差しを。
あ。。
クソみたいな曲オススメしてくんじゃねぇ!!
(だが、それがいい。)